受け継がれていくもの
2026-07-03

大久保 鉄工部
です。
弊社の65年の歴史の中には、代々受け継がれてきた道具も数多くあります。 今回は、そのひとつである鉄工部の古い道具をご紹介します。
先日、納入した架台について、仕様の変更があり、急遽、現地にて穴を広げる追加工が必要となりました。 通常の製造工程では使用しなくなって久しい「アトラドリル」ですが、この状況では最適な道具。倉庫から久しぶりに出番を迎えました。
アトラドリルは、磁力で鋼材に固定し、正確な穴あけを行う携帯型電動ドリルです。 強力なマグネット(青い円柱部分)で鋼材に吸着させることで、穴あけ時のブレやズレを防ぎ、直角精度の高い加工が可能になります。 ボール盤やフライス盤が使えない現場でも作業できるため、今回のような追加工にはまさにうってつけの存在でした。
このアトラドリルは昭和62年に購入したもので、もうすぐ40年。 私が管理を引き継いでからも20年が経ちます。 長い年月を経てもなお現役で働いてくれる道具を見ると、「道具を大切に使う心」そのものが、技術とともに受け継がれてきたのだと感じます。
これからも、歴史ある道具とともに、ものづくりの精神を次の世代へつないでいきたいと思います。

